2012年 04月 11日
なんとあと一ヶ月ちょっとで60歳になってしまう。嫌だけどこればかりは誰にも公平に、確実にやって来る。そこで何かの記念に植樹でもと考えましたが、そこはへそ曲がりなので正反対の事をやってやれと思いつき「記念植樹」ならぬ「記念切樹」(こんな言葉あったっけ?)をすることにしました。 というのはウソで、本当は木が大きくなりすぎて、なんと50ft、約15M位の高さで、家の軒先にかかるようになったからです。まずは下調べをしてみると、この木の高さに合うサイズのハシゴがありません。友達のペンキ屋に頼んで借りることも出来ますが、万が一仕事に使う大事な道具を壊したら嫌だし、かといってこの一回だけの為に買うのも馬鹿らしいので、無い知恵を絞って、うちにあるハシゴに仮の足を補足(?)することにしました。 やりながら痛感したのは、正しい道具が無いということは、最も危険で事故の元になると言う現実です。途中何回も止めようかと思いましたが、哀しいかなケチな性格のせいか、諦めきれずになんとかやりとげました。 まず1日目は枝を切り落とすことから始めましたが、最初のうちは葉っぱがいっぱいあったせいか、あまり下を気にしないでいました。それがだんだんと切って行くうちに視界が開けてきて、その高さに始めて危険を感じました。さすが年齢とともに、以前より怖さを感じるようになってくるのかも。最後の方の枝を切るときは、かなりブルっていました。 何とか初日を無事に終わって、2日目は本体を切り倒す作業です。木の重心が家のほうに傾いているという厄介な奴なので、とりあえず60Ftのロープを買ってきてトラックに結びつけ、家と反対側に引っ張ってから切り始めました。少し切ってはロープを張りなおして、これを数回繰り返して最後は一気に切りました。多少周りの木を犠牲にしましたが、何とか成功しました。 思えば8年ほど前、鉢に入ったまま捨てられていた木を家に近い場所に植えたのですが、いくら何でも短期間でここまで大きく育つとは。まさかこのような危険な思いをする事になるって、何だか飼い犬に手を噛まれたような・・海で友達に話すと、みんな口を揃えて「危険だから、プロにやってもらえ!」「下手な場所に木を植えると、根が水を探してどんどん伸びて行って水道管が壊れる」とか、色々アドバイスをくれます。 この数日、まるで見せつけるようにCity & County の作業員たちが、ベストな道具と過剰な人員(ただぼーっと突っ立ってる奴が何人もいる)で交通をストップさせて道路沿いにはみ出した木をカットしています。でもまあとにかく一番肝心なのは、怪我をしなくて済んだ事です。これで無事に記念切樹と体力測定は終わりました。結論、「まあ普通の体力です」。 LEFT 6-0 18.50 6-1 18.50 RIGHT 5-8 19.25 #
by seabirdhaleiwa
| 2012-04-11 15:51
2012年 03月 10日
今日も雨。もうかれこれ10日間位、ハワイ全土で雨が降り続けています。とはいえ雨が降っても波乗りはできます。大雨が山から川へ流れ込み、赤土を海に運んで高台から見るとかなり広範囲で海の色が変わっています。Waimea はほぼチョコレートミルク色、特にHaleiwa は両方に河口があるため他のポイントより早く海が真っ茶色に染まります。それでも日本の河口で波乗りをしていたせいか、普段はあまり気にしないで波乗りをします。怖いのはサメだけ! この2-3日は風向きが北にぶれたので、さすがに誰も海に入っていません。ただし昨日の朝、Haleiwa は二人だけ入っていました。ひどい腰痛で、医者が仕方なく最終手段のモルヒネを注射すると、直ったと勘違いして喜んで入るようなBさん。昨日の朝も入ろうとしてた所、一人では可哀想だと仲間の見た目はいかつくても気持ちの優しいTommyが一緒にパドルアウトしていきました。僕はと言うと寒いのと波が良くなかったので、さっさとやめますがこれは自分でも賢い選択と思ってます。 気持ちを仕事に切り替えてWahiawa にフォームを取りに行きましたが、途中の道路のあちこちにハワイ名物のPothole。これは雨が降るとすぐに現われる道路にぽっかりあいた穴ぼこで、ハワイ中の何処の道でも見られます。とくにノースは雨が多いせいか、いたるところで穴があいています。この穴が曲者で、避けそびれるとタイヤがパンクしたり、ひどいケースになるとホイールが曲がってしまったり、思わぬ出費となります。 すぐに補修されますが、雨が降ればまた同じところが剥がれて穴になります。舗装の技術がよくないのか、そうは考えたくはありませんが、もしやタイヤ屋とでも組んでいるんじゃないかと疑いたくもなります。ハワイは日本のようにちゃんと側溝がないので雨水は適当に横に流れるか、そのまま水溜りになってしまうのも一つの原因かもしれません。 レールをよりテーパーにしてテール幅を1.5インチ狭くしました当然ノーズ幅も2インチ狭くなっています ハワイのすぐに穴のあく舗装か、日本のように側溝を造っても、ふたをちゃんと全部閉めない道路が以外に多い(田舎は特に)のと、どちらが危険か? とにかく行政のやることはどこかヌケテイマス ハワイ滞在中に折ってしまったので同じボードをすぐに作れと言う我儘なオーダーです オーナーの笑顔の為なら徹夜しても間に合わせます ちょっとオーバーかも #
by seabirdhaleiwa
| 2012-03-10 17:06
2012年 02月 27日
このサインが出ているときは当然遊泳禁止です HALEIWA は特にセットの間隔が長い時があります 注意してください 前にも書きましたが、今年のHALEIWA の波は、ここ数年では一番の波がずーっと入っています。僕もほぼ毎日入っていますが10日ほど前に入った波は6-8Feet のウエストから入って来るスウェルで、時々10Feet のおまけまで入っていました。この向きのスウェルだとサンセットやパイプラインもいいらしく、沖には10人ほどしかいませんでした。(正しくはパイプラインで Volcomのコンテストが行われていたので、多くの人がその大会を見に行っていたので)沖のコーナーポケットにはKerry Terukina が朝一番から陣取っていて、面白いようにセットの波に乗っていました。他には最近増えだした南米の知らない連中が5-6人ほど入っていましたが、何故か地元は誰もいませんでした。 四国の某サーフショップオーナー婦人 Takako さんが撮ってくださいました かわいそうに我儘な亭主の写真を撮る為に夕方寒い中を何時間も一人で撮っていました もっとも僕はそのオコボレに預かった訳ですが寒かったのと夕方暗かったせいで下の写真はちょっとボケてしまっていますが、せっかくなので この写真の日と文面とは当然違う日です 詳しくはホームレスに聞いてください 暇なので毎日居ます 8時前に僕も着替えて入りましたが、当然K Terukina の隣に陣取って何本か乗って身体をほぐしセットを待っていたところ、30分に一回ぐらいの間隔で入って来るセットに上手く乗ることが出来ました。いつもならトップがくずれるのですがこのときの波は潮の加減かスウェルの向きかわわかりませんが、テイクオフしてすぐにバレルに入ってそのまま抜けていきました。前の波に乗ったKerry とばっちり目が合って、おもいっきりスマイルしましたが、もしかすると引きつっていたかも? この日はその波を思いっきり頭に焼き付けて上がって来ましたが、そこはHALEIWA 朝早いせいもあってカメラマンなどはもちろんいません。そんなわけで例によって証拠写真はありません。しかし証人はいました。いかにもHALEIWA らしい証人です。なんとホームレスが僕が上がってシャワーを浴びているときに「TERU 良いチューブに入ったな!」とホメテくれました。暇なホームレスなので、他の連中(いつものメンバー)にも話したらしく、次の日には何人かに冷やかされました。まあこんな日があっても良いでしょう #
by seabirdhaleiwa
| 2012-02-27 07:06
2012年 02月 16日
波が良い、とにかく波が良い。West からNorth West にシフトしても次の日にはまたWest に戻っていて、いつものコーナーポケットからテイクオフし、長くてきれいなライトに乗れます。サイズは6-10Feet。 最初の波を誰かが乗った時は、迷わず Mokuleia 寄りに思いっきりパドルして次の波に乗る、これが僕の方法です。 人それぞれの待ち方があって一概には言えませんが、大体こんな感じで入っています。よくHaleiwa が嫌いだと言う人は、沖の流れが強いので疲れるからと言います。でもこの強い流れが無いとクローズアウトになってしまいます。そしてこの流れに乗ればピークに戻るのも楽だし、常にパトリングしているので、身体がほぐれて老体にはちょうど良いウオームアップになります。 2月に入ってからも日本から沢山のサーファーが Haleiwa にやってきますが、上手い人もいれば、ちょっと?と言う人も。知ったかぶりのアドバイスには充分気をつけて、絶えず自分の技量を考慮して海に入って欲しいと思います。先日も日本の女性サーファーが流されて、ライフガードに救助されていました。僕が入る時にちょうど沖に出て行く様子を見ていたのですが、連れの人が思いっきり説明しているように見えましたが、入る様子を見るとパドルもおぼつかなく、決して安全とは思えませんでした。本人も、そして一緒に来ている人も、それぞれの技量を判断して、無理に沖に一緒に出て行く事が正しいのか冷静に考えて欲しいです。状況に応じてやめる勇気とやめさせる判断が必要です。Haleiwa のインサイドのスープは練習には最適の場所で、ローカルの上手いサーファー達も、小さい頃はここから始めています。 違う日には、リーシュが切れてパニックになった日本人サーファーを僕の友達が助けました。まだライフガードが来る前で、たまたま近くをパドルしていた友達が引っ張って上がってきました。困った時はお互い様ですが、いくらライフガードがいるとは言え、まずは自己責任です。そして助けられたら、礼儀として簡単な言葉で良いから、きちんとお礼を言って欲しいと思います。怪我をして救急車で運ばれると、すぐに2000ドルほどチャージされます。そのほかに病院代治療費等でさらなるチャージが加わり、それは決して安い金額ではありません。楽しい旅行が台無しにならないよう、気をつけて波乗りをして下さい。 Left K Inoue 9-3 23 3.0 Right M Suzuki 10-1 23.25 3.0 Left Y Kawamata 9-1 29.00 4.50 Right Domoto 9-1 22.50 2.85 今年に入って二本折りました そこですぐに作ったのが 9-2 22.25 3.0 右側レールのパットはここだけが極端にへこむので貼りました #
by seabirdhaleiwa
| 2012-02-16 18:05
2012年 01月 16日
だいぶ遅めですが、新年明けまして オメデトウございます。例年のHIOコンテストは今年一回戦でこけて、その後ずっといい波に恵まれず天気も荒れていましたが、やっと1月2日にハレイワに4-6ftの波が入りました。一緒に入った9 oclock club の Glenn Minami (9時くらいに顔を合わせる仲間と言う意味でGlenn が命名)の目の覚めるワイプアウトと同時に、ボードが真っ二つに折れる様子を真横で見ながら、遠慮しつつ何本か乗ってましたが、ノース寄りのスウェルで捕まってしまい、なんと自分までもボードを折ってしまいました。シーズンスタートに2本作っておいたので、とりあえず乗るボードはあります。 7日8日とスウェルがウエストに変わったので、ハレイワは今シーズン一番の良い波でした。特に8日は日曜日だと言うのに沖には10人ほどしか入ってなく、一番沖のポイントでじっくりとセットを待って5-6本美味しい波をゲットして、やっと新年を迎えたと言う感じです。 いつものメンバー Jock Sutherland 遅れてエントリーして知っている限りの日本語を酷使し、辺りを煙に巻いて優勝をかっさらっていきました 来なくてもいいのに今年も当然年を重ねるわけで、なんと5回目の年男です。何が変わるわけでもないのに、周りは60歳と言う区切りで何かをしようと考えがちですが、何もしません。ただ毎日海に入ってガキをおちょくっていた方がよっぽど自分に合っているし、より楽しいと思っています。飾らない、気負わない、考えない。これです。 左からT Higashiyama 6-8 T Itoshiro 6-6 Marchi 6-01/2 世の中格好つけるやつが山ほどいる中、本当に自然体で海に向かうカッコいい奴をたくさん見てきたので、自分も少しだけ真似して見ようかと考えていますが、いざその時になってみないとどうなることやら、まったくわかりません。ただ一つ言えることは、こうなってはいけないって人もたくさん見てきたので、そうなると答えは簡単、その逆をいけばいいのです。 #
by seabirdhaleiwa
| 2012-01-16 18:02
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